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作品紹介

こちらのイベントは終了しました。

今年で22回目を迎える「秘蔵の名品 アートコレクション展」。本年は、「旅」を主題とした様々な絵画をご紹介いたします。古くから人々は信仰のため、観光のため、または商いのために旅をし、その地で様々な景観を目にしてきました。そして画家たちは、自らの目に焼き付けたモティーフを描き出したのです。本展では、日本および西洋の画家たちが旅を通じて得た視覚体験に注目します。
第1章は、明治以降日本画および洋画にみられる風景表現に焦点を当てます。
第2章では明治以降の日本人画家が学んだヨーロッパ等の風景画とともに、20世紀のフランス人画家、アルベール・マルケの穏やかな風景画を特集します。
第3 章は、明治以前の日本の街道の名所や旅姿を描き出した代表作、歌川広重の《保永堂版 東海道五十三次》続絵55枚をご紹介します。
かつてホテルオークラを常宿としていた川端康成は「歩み入る者にやすらぎを、去り行く人にしあはせを」という言葉を色紙にしたためて贈りました。
旅人を迎え入れ、温かく送り出すこのホテルのホスピタリティ精神を思い起こしながら、本展をお愉しみください。

金原 宏行(豊橋市美術博物館 アドバイザー)
熊澤 弘 (美術史家、武蔵野音楽大学 講師)  

【第1章】 日本の風景をめぐる

風景画という名称は、日本では明治時代から使われてきました。
画面の隅々まで神経をいきわたらせ、日本の美しい自然を緻密に描いています。

【横山大観】

昭和15年は、紀元2600年の奉祝の年に当たり、横山大観の画業が50年になることもあって、それらを記念して描かれたのが「海十題」です。そのうちの2点が《濱海》と《波騒ぐ》です。また同年の《砂丘に聳ゆ》は「山十題」の内の1点であり、四部作《霊峰四趣 春・夏・秋・冬》が含まれています。

【第2章】 愛しの風景

日常生活から離れ、未知の世界へのあこがれから、海外への旅が始まります。
他の国の伝統や文化を学ぶことで独自の造形精神を発揮しようと奮闘する洋画家たちの気概、そして異国と祖国とを旅し、自らの愛する風景を繰り返し描いたアルベール・マルケと東山魁夷を展覧いたします。

【アルベール・マルケ】

海や川、港などの情景を繰り返し描いた画家、マルケ。 マルケの作風は、同時代の画家、マティスやルオー、ユトリロのようなダイナミズムに欠けていると見られることがありますが、彼の作品の穏かな写実描写にはこれらの巨匠にも引けを取らぬ独特のポエジー(詩情)に満ちており、近年再評価が高まっている画家の一人といえます。 企業コレクションなど普段あまり目にする機会のない名品も数多く展覧いたします。この機会にぜひ、マルケの愛した風景、人々に愛されるマルケの風景画をご覧ください。

【東山魁夷】

日本の自然を清らかな澄んだ目によって描いた日本画の巨匠、東山魁夷ですが、 北欧4か国を旅したことが戦後の画業に大きな影響を与えているということを自らの著書の中で述べています。1962年から65年に制作された北欧シリーズはその旅の成果で、《スオミ》とはフィンランド語で湖を意味し、清冽な群青と白に彩られた清明なフィンランドの山河が幻想的に描かれています。

【佐伯祐三】

日本人の油絵を描くのだと奮闘し、若くしてパリに没した佐伯祐三の重厚な色彩と激しい筆致は、いまもなお人々を魅了し続けています。 本展では、同時代の画家・前田寛治の持ち物だった《広告と蝋燭立》を含む第1次渡欧時代(1924~1925)の作品4点を展示いたします。

【第3章】 広重、旅への憧れ

「富士山に一度も行かぬ馬鹿。二度行く馬鹿」 ――江戸っ子にとって富士山は一生に一度は行くべきところ、ただしあまりにも大変なため一度で充分という意味です。八代将軍・吉宗の頃、日本橋を拠点にした五つの陸上交通路が約百年かけて整備され、庶民も旅を楽しめるようになりました。歌川広重の《東海道五十三次》を中心に、現代にも通ずる旅の粋と憧れを紹介します。

※《東海道五十三次》の各画をクリックいただくと作品解説をご覧いただけます。
※期間中、アートコレクション展会場にて販売する図録の中に、《東海道五十三次》の全ての画の説明が入った特設サイトへのQRコードを掲載いたします。

お問い合わせ

ホテルオークラ東京 営業企画部 (03)3505-6110
(月~金 9:00~17:00 / 祝日を除く)
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