歌川広重《東海道五十三次/京師》

東海道五十三次 大尾 京師 三条大橋

歌川広重(1797-1858)
日本通運株式会社

大尾(たいび)とは終わりのこと、京師(けいし)は帝都、都の意味です。鴨川に架かる三条大橋は東海道の終点で、ひらけた眺望には神社仏閣の塔なども見られます。日本橋から京まで、成人男子の場合だいたい13日から15日前後で歩くのが一般的だったようです。15日だとして一日平均約33㎞、相当な健脚です。途中、武蔵、相模、伊豆、駿河、遠江、三河、尾張、伊勢、伊賀、近江、山城の国々を通り、53の宿場がある東海道。長旅を終えて、江戸とは趣の違った典雅な都を眺める旅人の心にはどのような想いがあったのでしょう。そびえる山々のうち、遠くに比叡山が描かれています。