國酒 -こくしゅ- Vol.4

こだわりの焼酎

焼酎

「國酒」とは、日本の伝統的なお酒をあらわす言葉で、日本酒と焼酎を指します。今回は、蒸留酒である焼酎をご紹介いたします。

お酒の世界史の中で、蒸留酒の歴史は古く紀元前に生まれ、錬金術師たちによって広められたと言われています。各地でその土地の原料を使用した蒸留酒が造られ、「Aquavite (命の水)」と呼ばれました。日本では16世紀ごろから、米を原料とした米焼酎が造られていたと伝えられています。

「本格焼酎」は、元になる原料を麹で発酵させた一次醪(もろみ)に、芋、麦、米、ゴマ、黒糖などベースになる原料を加え、二次醪を造り、単式蒸留器を使って蒸留されますが、このベースとなる原料によって焼酎の個性が決まります。米焼酎はすっきりまろやかな風味、麦焼酎は特有の香ばしい風味、芋焼酎はふくよかな風味、といったそれぞれの特徴があります。

また、原料を発酵させるために使う麹によっても、焼酎の特徴は変わります。黒麹を使うと濃潤で力強く個性的な味、白麹を使うとすっきり上品な味、黄麹を使うとやさしい味に仕上がります。原料を何にするのか、どの麹を使うのか、造り手のこだわりによって様々な味わいや風味が生まれるのが、本格焼酎の醍醐味のひとつでもあります。

その土地の料理には、その土地で造られた酒が合うと言われています。和食・天ぷら「山里」にてお召しあがりいただける「黒豚角煮山里風」には、しっかりとした鹿児島の芋焼酎がぴたりと合います。「焼き鳥盛り合わせ」には、すっきりとした長崎や大分の麦焼酎、山形の米焼酎などが相性抜群です。また、オーク樽で熟成させた焼酎はウイスキーのような風味があり、スモーク料理やチーズ、洋食全般にも合いますので、ぜひお試しください。

和食・天ぷら 「山里」
ソムリエ 岡田昌男

 

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