國酒 -こくしゅ- Vol.7

桜の季節に

桜の季節に

喜びをかみしめたい時、憂いをぬぐいたい時、疲れをいやしたい時、場を盛り上げたい時、いつ何処で誰と一献交えるか…酒は四季を通じ人々に寄り添いながら伝統と文化の中に育まれ続けてきました。

春、五弁の花をつける梅、桃、桜は、日本最古の歌集「万葉集」に多く歌われていることからも、古くから日本人に愛されていたことがうかがえます。特に桜からは、咲きはじめの期待感、満開の高揚感、そして余花や散りゆく花びらの儚さの中に趣を感じることができ、人々は自分の人生と重ね合わせ酒を酌み交わしながら「美の本質」を見出してきました。

江戸時代には、桜の下で酒と料理を愉しむ現代のお花見のスタイルが定着したと言われています。ホテルオークラ東京にほど近い、八十六段の石段を馬で駆け上る「出世の石段」で知られる愛宕神社は、徳川家康公の命により、防火の神様として祀られました。愛宕山は天然の山としては東京23区内で標高が一番高く(25.7m)、見晴らしの良い景色は江戸の頃より桜の名所として知られ、現在でも毎年多くの参拝客で賑わいます。

桜とともに、春を感じさせてくれる桜色の日本酒。季節限定でご用意しております、龍神酒造(群馬県)の『尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 「桃色にごり」』は、綺麗なピンク色をしたにごり酒です。着色料は一切使用しておらず、桜のような愛らしいピンク色を生み出すのは、「桃色酵母」と呼ばれる特別な酵母です。甘酸っぱいイチゴを想わせる爽やかな酸味と甘みのバランスが絶妙で、ロゼワインのような軽快で上品な口当たりは、普段日本酒を召しあがらない方にもおすすめです。

和食・天ぷら「山里」では、初鰹の土佐造り、桜鯛、鮎並、山菜の天ぷらといった、旬の食材を存分に引き立てる日本酒やグラスワインを取り揃えております。
お気軽にお声をおかけください。

山里「春のおすすめ」季節限定酒
尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 
「桃色にごり」(龍神酒造)
徳利180ml ¥1,620 
ワイングラス120ml ¥1,080

和食・天ぷら 「山里」
ソムリエ 岡田昌男

 

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